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虫歯による口臭
口臭の原因として考えられることは、多くの場合、口の中の汚れです。
(原因1:歯垢)
歯垢は、プラークとも呼ばれています。歯の表面に付く、白くてやわらかい物質です。食べた後、歯磨きを怠ったり、また、磨き残しがあったりした場合に、細菌が食べカスを餌にして、口内で増殖してしまいます。その細菌の塊が、歯垢の原因です。
(原因2:歯石)
歯石は、歯垢が石灰化したもので、唾液中のカルシウムを吸着して石灰化します。歯磨きをきちんとしなかったり、あるいは、磨き残しがあったりした場合、歯垢は、約2日間で歯石になってしまいます。
(原因3:虫歯)
口内の細菌が、食べカスを餌にして増殖するとき、酸を発生します。この酸が、歯を溶かすことで、虫歯になります。そして、虫歯も特有の臭いを発します。さらに、虫歯の穴に溜まった歯垢や食べカスも、口臭の原因になります。虫歯や歯肉炎症が悪化すると、きつい口臭を発生します。
(原因4:義歯やブリッジ)
義歯(入れ歯)の手入れが不十分な場合、口臭が発生する大きな原因になります。また、義歯やブリッジを、長期間使用を続けていると、臭いの原因となる成分が、義歯の内部にまで浸透してしまうことがあります。
虫歯の治療によって、歯にかぶせたものや、ブリッジの箇所に隙間が生じた場合、その隙間に食べカスが詰まり、これも、虫歯や歯周病を引き起こす原因になります。また、詰め物の中で虫歯になったり、歯肉に炎症が起きている場合も、ひどい口臭を引き起こすことがあります。
(原因5:舌苔(せったい))
舌の表面に付着している白い物質は、舌苔(ぜったい)と呼ばれているものです。口内の細菌や、新陳代謝により、上皮細胞が剥がれ落ち、舌の表面に付着したもので、これは、口臭の原因になります。
●口の中が原因の口臭対策
(対策1:まずは歯磨きが一番)
歯垢や歯石を防ぐためには、毎食後の十分な歯磨きが、最も重要です。同時に、歯磨きは、強い口臭を発生させる、虫歯や歯周病の予防にもつながります。
歯と歯との間や、ブリッジの周辺は、歯ブラシだけで完全に清潔に保つことは、なかなか困難なことです。補助用器具として、デンタルフロス(糸ようじ)や、歯間ブラシなどを併用するとよいでしょう。
しかし、どんなに慎重に歯磨きをしても、どうしても、歯垢や歯石が残ることがあります。また、年齢とともに、歯垢や歯石が付きやすくなるということもあります。定期的に可能であれば、半年に1回程度は、歯科に行って、歯石を除去してもらうようにしましょう。
(対策2:虫歯は一日も早く治療する)
虫歯がある場合は、強い口臭が引き起こす原因にもなりかねません。つまり、たとえ痛みがなくても、早めに治療する方が良いでしょう。また、詰め物の中の虫歯は、気がつきにくいものです。特に、歯の神経を抜いている局面では、痛みを感じにくくなっています。そのため、歯周病にまで発展してしまうケースも多いです。
定期的に歯科を受診して、検査を受けると共に、同時に、歯のクリーニングも行なうことが理想的です。
(対策3:舌苔を掃除する)
舌苔が多くなると、口臭を引き起こす原因となりますもで、定期的な掃除が必要です。しかし、舌は、あまり強く擦りすぎると、舌の表面にある「味らい」という器官を壊してしまいます。その結果、味覚を感知する器官を壊してしまうことになりかねません。最悪のケースでは、味覚障害を引き起こす可能性もあります。週1回位を目安に、ガーゼなどでふき取る程度がよいでしょう。